23才で海外事業部部長になったバレエダンサー2009年11月17日 11時15分32秒

彼が師事したMs. Edra Tohh

11月11日、8年前にアメリカの高校留学のお手伝いをさせてもらった元学生が当社を訪問してくれました。最初にあった時は中学生。アメリカの高校に留学したいとのことで、東海岸にあるボーディングスクールへの手続きをしました。その高校の入学条件は、9月の入学時までに英語力を付けてくること。最初にカナダの高校で英語研修を受講してもらい、その後アメリカのサンタバーバラのELSランゲージセンター(当時はカリフォルニア州立大学サンタバーバラ校内にありました)で英語研修を受講し、その後アメリカの高校に入学しました。私は、彼がカナダの高校で研修を始めた時、そしてサンタバーバラ校に移って大人の生徒と一緒に英語研修を受講しているときに訪問し、それぞれの担当者に会い、9月までに入学に必要な英語力がつけれるか様子を尋ねてきました。彼がアメリカの高校に入学してからも2回学校訪問をして、留学生活が順調に進んでいるのを確認しました。その後彼は、アメリカの高校を卒業し、アメリカの大学へ進学し一昨年無事卒業して帰国してきました。まだ23才ですが、先端技術を扱う会社(偶然にも11日のTVニュースで彼の会社の事業が報道されていました)の海外事業部長として働いているとのこと。また今週後半からロシアに出張するとのことでした。私は、彼の留学のお世話をさせてもらったことに感謝しました。 さらに驚かされたことには、彼はもともとスポーツ万能でしたが、大学に入ってからはクラッシックバレエを本格的に始め、学生時代はヨーロッパのいろいろなバレエスクール(オランダの国立バレエスクールなど)でレッスンを受けてきたとのこと。私も彼が留学している間にバレリーナの留学のお世話をするようになり、多くのスクール(アメリカ、カナダが中心ですが)を訪問してきました。奇遇というか、彼がバレエを始めたと同じころ、私はバレエダンサーのお世話をする仕事を始めていました。

私が中学生の頃、テレビで「プロスパイ」(後日「スパイのライセンス」というタイトルに変更)というアメリカのテレビドラマが放映されていました。アメリカの映画俳優、ロバートワグナー(声優はジェットストリームで有名だった城達也さん)が演じる主人公「アレックスマンディー」はプロのテニスプレーヤーでありながら、スパイとして世界中を飛び回るといったストーリーでした。 23才の彼が、この若さでダンサーとして世界中を飛び回り、これからいろいろなビジネスに挑戦していくことを想像すると、まんざらテレビドラマは作り事ばかりではないな、と思います。私もよく海外へ行きますが(今年は北米に7回、12月にはシンガポールとカナダへ出張の予定)、留学エージェントの私の仕事は、留学生や教育委員会の先生、ホームステイコーディネーターとのミーティングなど、とても地味なものです。

これまで27年間、留学斡旋の仕事をしてきましたが不思議なことがいっぱいあります。これからもこのブログで紹介できればと思います。 つづく

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