ニューヨークからの電話2010年12月16日 16時51分11秒

昨日、私が留守にしている間に、ニューヨークに留学中の学生から電話がありました。彼は、スタッフに明日かけ直します、といって電話をきったそうです。
そして今朝、やはり彼から電話がかかってきました。日本の中学を卒業したあと、カリフォルニアでのサマースクールに参加し、ニュージャージの高校へ留学、そしてニューヨークの大学へ。現在はロースクール(法律大学院)に通っているとのことでした。
来週クリスマス休暇で一時帰国するので会いに来るとのことでした。彼が以前私の事務所に来たのは、高校を卒業したときなので、あれから既に5年が過ぎていました。その時は、高校の陸上部でキャプテンをしていて、東海岸の大会でメダルをもらったので、それを見せてくれました。

彼の高校留学で印象的だったのは、高校に入ってすぐ、サッカーの試合で現地の学生とぶつかり、右腕を骨折したこと。そして、右腕が治って、またサッカーの試合に出て、今度は左腕を骨折。
普通なら保護者は、この学校、乱暴で日本人には合わないのでは、と思うはずです。お母様はすぐに占い師(祈祷師?)に見てもらったとのことです。その占い師曰く、この高校は彼にはあまりにもびったりなので、心配することはない。とのアドバイス。そして、高校を卒業後、ニューヨークの大学へ進学。そして、今は大学院へ進学。確か彼が最初に私の事務所に来た時、将来は国際弁護士になりたい、といって来たことを覚えています。

彼が村上龍氏の「13歳のハローワーク」を読んだかどうかはしりませんが、中学、高校時代に将来自分のやりたいことを真剣に考えることは重要だと思います。

URL http://www.13hw.com/

私は、以前は多くの大学生の海外留学のお手伝いをしてきましたが、最近大学生からの真剣な相談はありません。大学生は、就職活動だけを考え、自分の夢を追いかけることを忘れてしまったのかもしれません。誰もがノーベル賞を取れるわけではありませんが、自分の夢や希望を実現することに一度はチャレンジしてもよいと思います。

添付写真は約10年前に大学院(MBA)留学のお手伝いをした学生が出版した書籍です。帰国後は大手商社に勤めているとのことです。

URL http://www.admission.co.jp/